『 子供に我儘をさせ乍(なが)ら
愛情と勘違いしていることが多い 』
放課後デイサービスで働いていた事があるのですが、本当に色々を考え
させられる事が多く、とても貴重な経験が出来ました。
その時に、「愛情と甘やかしの違い」についてのコラムを読んだ事があります。
愛情は子どもと一緒に時間を作る事、甘やかしはおもちゃやゲームを
買って子ども本位にさせる事…と書いてありました。あっそうなんだ!と
心のモヤモヤが晴れた時でもありました。
おもちゃを買う事が駄目な事ではないのですが、何でもかんでも子どもの
言う事を聞いて買い与えたり、話を聞かず親の思うレールに乗せる事だけでは
愛情が満たされないのですね。一緒に過ごす時間を少しでも作れれば子ども達は
満たされ、心が安定する子が多い印象でした。大人も嘘をつかない、約束を
守る、子どもに伝える事を自分もしないとなと思いました。
家ではお利口さん、学校や外で問題になる子の特徴として家で我慢をしている
子が多い印象です。家での我慢とは、両親に怒られるのが怖くて顔色をうかがって
耐えている子、プレッシャーが強くてそれに応えようと頑張っても認められない
と感じる子等、様々ですが親子の関係で親>子だと子どもは何を言っても駄目だ
と何も言えなくなり、我慢を強いられます。その子達は外で発散するしか方法が
なく、意地悪をしたり、人を見下す様になるのです。
子どもだって一人の人です。その子の心の声に耳を傾けて何を考えているのか
知る事が先ず第一の愛情かなと考えています。